接種可能なワクチン
当院では下記のような各種予防接種を行っておりますのでお気軽にお問い合わせください。
COVID-19ワクチン (Coronavirus Disease 2019 Vaccine)
(Influenza Virus Vaccine)
(Herpes Zoster Vaccine, シングリックス/Shingrix, ゾスタバックス/Zostavax)
(Pneumococcal Vaccine, PCV13/PPSV23)
予防接種を受けられない方、注意が必要な方
予防接種について
人間の体には、一度侵入してきた細菌やウイルスなどの病原体が、再び体内に入ってきた際、その病原体に対抗する「免疫システム」が備わっています。ワクチンは、この仕組みを利用したものです。あらかじめワクチンを接種することにより、「獲得免疫反応」を起こし、自分自身の抵抗力を上げ、感染症への感染および、発症した場合の重症化予防が期待できます。
ひとつの感染症にかかってしまうと、特に高齢者や小児の場合は、体力が落ち、免疫力も低下して、他の感染症にかかってしまったり、持病が悪化してしまったりし、重篤な症状を呈する場合があります。予防接種で避けられるリスクは、なるべく避けることが、健康な生活を送る上では重要です。
また予防接種は、個人が感染症に罹るリスクを低減することに加え、社会全体に感染症が蔓延することを防ぐ役割を持っています。大切な家族はもちろん、地域や職域の方々の健康的な生活維持のためにも役立つものです。
当院では、インフルエンザ、肺炎球菌等の予防接種を行っています。そのほかのワクチンをご希望の患者さまは、個別にお問い合わせください。
肺炎球菌ワクチン
肺炎球菌は、常時、鼻やのどの奥などにいる身近な細菌です。ふつうは免疫力により感染症の発症が抑えられていますが、高齢の方や何らかの理由で免疫力が低下している場合に、肺炎や髄膜炎などの感染症が引き起こされます。市中で見られる肺炎の約2~3割は、この肺炎球菌によるものと言われています。
日本人の死亡原因では、肺炎は常に上位に位置している怖い病気です。また一度肺炎になった肺は元通りにはならないことも多く、肺炎にかかると体力が低下することにより、肺炎の再発を繰り返すという「肺炎の悪循環」を引き起こすことが少なくありません。
そうしたリスクを低減するためにも、肺炎球菌ワクチンを受けておくことが大切です。またインフルエンザから肺炎を併発することも少なくありませんので、インフルエンザワクチンも併せて接種することが、より肺炎の予防にはより有効です。
下記の免除対象者は接種費用2,000円を免除します。
免除のためには「成人用肺炎球菌予防接種費用無料証明書」が必要ですので、接種前に保健予防課へ申請してください。
高槻市が定期予防接種として実施している成人用肺炎球菌予防接種対象者のうち、生活保護世帯、市民税非課税世帯、中国残留邦人等の支援給付を受けている方
※市民税非課税世帯とは、住民票の世帯の構成員が全員非課税である世帯です