冨永クリニック

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診療時間:9:00〜12:00・16:30〜19:00(水土除く)

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神経内科

神経内科は、脳、脊髄、末梢神経、筋肉など神経系全般に関連する疾患を診察・治療する専門科です。この分野では、外科的手術を伴わない疾患を対象とし、薬物療法や生活習慣の改善、リハビリテーションを通じて治療を行います。当科では、症状の原因を詳しく診断し、患者さま一人ひとりに合わせた治療法を提案することで、生活の質(QOL)の向上を目指しています。

主な診察・治療を行う病気

頭痛

頭痛は、慢性的なものから突然発症するものまで幅広く、生活に大きな影響を与える症状です。特に片頭痛や緊張型頭痛は、適切な治療を行うことで改善が見込めます。当科では、頭痛日記などを活用して頭痛の頻度や状況を把握し、薬物療法や生活習慣の指導を行います。必要に応じて、CTによる画像診断で他の疾患との鑑別を行います。

頭痛

パーキンソン病

パーキンソン病は、手足の震えや動作の遅れ、筋肉の硬直などを引き起こす進行性の神経疾患です。主に薬物療法でドーパミン不足を補い、症状を緩和させます。また、症状の進行を遅らせるための運動療法や栄養指導、患者さまやご家族への生活指導も行っています。定期的なフォローアップにより、個々の患者さまの状態に応じた治療を提供します。

パーキンソン病

てんかん

てんかんは、大脳の神経細胞が過剰に興奮することで発作が起こる疾患です。当科では、てんかん発作のタイプを詳しく診断し、それに応じた薬物療法を提供します。発作の頻度を抑えることを目標に、必要に応じて生活習慣の改善も提案します。また、薬物療法が効果を発揮しない場合には、専門の施設との連携による外科的治療も視野に入れています。

てんかん

脳梗塞後遺症

脳梗塞から回復した後も、しびれ、筋力低下、言語障害などの後遺症が残る場合があります。当科では、神経リハビリテーションを中心に、患者さまの機能回復を支援します。また、生活習慣病の管理を通じて再発予防に取り組み、患者さまが社会生活を維持できるようサポートします。

筋疾患

筋力低下、筋肉痛、筋けいれんなどの症状は、筋ジストロフィーや多発性筋炎などの筋疾患が原因となることがあります。当科では、血液検査、CTなどを用いて原因を診断し、薬物療法やリハビリテーションを通じて症状の改善を図ります。疾患によっては専門医療機関との連携も行います。

末梢神経障害

末梢神経障害は、手足のしびれや痛み、感覚の鈍化などを引き起こします。糖尿病性神経障害やギラン・バレー症候群などが原因となる場合があります。当科では、疾患の原因を特定するために詳細な問診や神経学的検査を行い、薬物療法やリハビリテーションを通じて症状の緩和を目指します。

神経内科の役割

神経内科は、患者さまの日常生活での「なんとなくの不調」や「原因がわからない症状」に寄り添い、その背景にある疾患を診断・治療する重要な役割を担っています。初期の段階で適切に対応することで、症状の進行を防ぎ、患者さまの生活の質を向上させることを目指しています。
気になる症状がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。些細なことでも早めの診察が大切です。